後頭骨のゆがみ

今回は、後頭骨のゆがみについてです。

以前、頭の骨は１つではないと言いました。
細かくいうと、２０個の骨がくっついてできています。
それぞれの骨が接着剤でくっついて、１つの頭蓋骨という骨になっているイメージです。
でもこの接着剤の部分が、実は微妙に動きます。
この微妙なズレが原因となって、いろいろな症状を引き起こします。

特に後頭骨（頭の後ろ側）がズレると、頭痛を引き起こしたり、不眠症や不定愁訴まで、いろいろな症状を引き起こします。
また、首につながっていますから、首のコリや肩こりの原因にもなります。

さて、後頭骨の矯正の仕方ですが、まず受ける人（受け手）は仰向けに寝ます。
施術者は受け手の頭側に座り、両手をそろえてお椀型にします。
水を手に受けるような形です。
その手を受け手の頭の下に入れ、両手で受け手の後頭部を包むようにします。
形としてはこれだけです。
手の感覚に集中すると、後頭部が左右対称になっていなかったり、片方が飛び出ていたりといった感覚を感じると思います。
押さえつけたりせずに、そのままじっとしています。
しばらくすると、後頭部がやわらかくなってくるように感じます。
そしてじわーっと後頭骨が動き出します。
自分で動かそうとしてはいけません。
骨が勝手に動きますから、その動きにまかせます。
２、３分そのままにしていると、さっきまでいびつだった後頭部が、手にすっぽり収まった感覚になります。
そうなればＯＫです。

後頭骨が整うと思わぬ効果をもたらします。
「疲れが取れない」「よく眠れない」「体が重い」などの不定愁訴でお悩みの方。
一度お試しください。