整体院プラスの健康コラム

【枚方市樟葉】整体院プラスの健康コラム

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こめかみ付近の頭痛(筋肉が原因の場合)

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普段、よく頭痛になって困っている人は多いと思います。
よく耳にする偏頭痛というのは、ズキズキとした痛み、ドクンドクンと脈打つような痛みが特徴ですが、今回は、そういった種類の頭痛ではなく、一般的な頭痛の痛みで、特にこめかみ付近が痛くなる場合についてお話しします。

筋肉のコリ

頭痛になる原因としては、いろいろありますが、ここでご紹介するのは、筋肉のコリが原因の場合についてです。
筋肉が原因の場合、よく肩こりや首こりなどで、血流が悪くなっている場合も頭痛になりやすいですが、今回は、痛くなっている部分の筋肉が硬くなっていて、直接的に頭痛に影響している場合です。

頭部には、たくさんの種類の筋肉があります。
後頭部には後頭筋、おでこには前頭筋、側頭部には側頭筋があり、顔には大きく分けて、咀嚼筋、表情筋などがあります。

頭部の筋肉

では、こめかみ付近が痛い場合、具体的にどの筋肉が影響しているかというと、側頭部にある側頭筋です。
この側頭筋という筋肉は、こめかみのあたりから、頭の横部分に広がっています。
この筋肉が硬くなっていると、こめかみのあたりに頭痛を感じやすいのです。

側頭筋が硬くなる原因

側頭筋が硬くなる主な原因は2つあります。

まず一つ目は、目の使いすぎです。
パソコンやスマホなどで画面を凝視していると、目の周辺の筋肉に力が入ります。
目に力を入れずにリラックスした状態でしたら、それほど影響はないのですが、必要以上に目に力を入れてしまっていると、側頭筋も影響を受けて硬くなってしまいます。
集中していると、無意識のうちに力んでしまいますので、意識的に目の力を抜く習慣をつけましょう。

2つ目の原因は、顎の噛み締めの影響です。
側頭筋は咀嚼筋と言われる種類の筋肉で、物を噛む時に働く筋肉です。
(ちなみに、「こめかみ」というのは、米を噛んだときに、ここの筋肉が動くからです。)
普通、物を噛む時に使う筋肉といえば、顎のエラの付近にある咬筋を思い浮かべますが、実はこの側頭筋も咀嚼の際の大事な筋肉です。
もし噛み締めグセがあって、普段から顎に力が入っていると、この側頭筋が常に緊張している状態になり、側頭筋が硬くなってしまいます。
普段、そんなに噛み締めのクセはない、と思っている方でも、パソコンを操作しているときなど、体が緊張していると、無意識に顎に力が入ってしまっている場合があります。
また、何もしていないときであっても、顎の緊張が抜け切れていない場合があります。
ちゃんと顎の力が抜けている状態であれば、上の奥歯と下の奥歯の間にほんの少し隙間ができます。
もし、上の奥歯と下の奥歯が常にくっついている状態であれば、それは、顎に力が入っています。
もう少し顎の力を抜くようにして、リラックスしましょう。

あと、噛み締めといえば、寝ている間に無意識のうちに噛み締めたり、歯ぎしりをしていたりする場合もあります。
朝起きたときに、顎が疲れていたり、奥歯に痛みがあったりすると、その可能性が高いです。
ストレスをためないようにして、心と体をリラックスさせて、しっかり睡眠をとるようにしてください。
肩こりや首こりにも影響してきますので、歯ぎしりや噛み締めがひどい場合は、歯医者で診てもらうなどしたほうがいいかもしれません。

側頭筋のマッサージ

それでは、側頭筋をゆるめる方法をお伝えします。
ご自身での簡単なマッサージです。
やり方は、まず、両手の人差し指から小指までを、こめかみから耳の上あたりに当ててください。
そのまま指を動かしてマッサージします。
指を動かすと、側頭部の皮膚が動く感じがあると思います。
この皮膚を動かすことで、側頭筋がゆるみます。
皮膚の表面をこするのではなく、皮膚ごと動かすイメージです。
このときの注意点としては、強く押さえすぎないこと。
皮膚を動かす程度の力で十分です。

また、目を使いすぎの方は、目をギュッと閉じて、パッと開く、の動きを何回か繰り返すと、目の周辺がゆるんできますので、合わせてやっておくといいと思います。

次に、後頭部にある後頭筋も関連していますので、後頭筋もゆるめておきましょう。
両手の指を後頭部に当て、同じようにマッサージしていきます。
首こりや肩こりがある方は、後頭筋も硬くなっていることが多いです。
ここが硬くなっていると、側頭筋も硬くなりやすいので、しっかりゆるめるようにしてください。

しばらくマッサージすると、頭がふんわりゆるんだ感じになると思います。
また、視界が明るくなったように感じる場合もあります。
とにかく体の力を抜いてリラックスするようにしてください。

以上、「こめかみ付近の頭痛(筋肉が原因の場合)」でした。