整体院プラスの健康コラム

【枚方市樟葉】整体院プラスの健康コラム

テレビや雑誌では紹介されない、整体師ならではの健康情報を、大阪府枚方市の整体院プラスからお届けします。

肩こりと腕のねじれ

今日は腕の骨の”橈骨”(とうこつ)という骨についてお話します。
この骨のゆがみが、首こりや肩こりの原因のひとつになっています。
橈骨は前腕部(肘から手首の間)にある骨です。
前腕部には、橈骨と尺骨(しゃっこつ)という2本の骨があります。
肩から肘にかけての部分には、上腕骨という骨が1本あるだけですが、前腕部には2本あります。
手首のあたりをぎゅっと握ってみるとよくわかりますが、親指側にある骨が橈骨、小指側にある骨が尺骨です。
で、なぜ2本あるかというと、腕をねじれるようにするためです。
肘を固定したまま、手をねじってみてください。
これは、1本の骨がねじれているのではなく、橈骨と尺骨が巻きつくようにしてねじれているのです。

現代人が何か手作業をするとき、たいてい手を内側にひねって作業します。
わかりやすい例では、パソコンを使うときです。手の甲が上にきます。
解剖学的に自然な状態は、手のひらが上を向きますので、ほとんどの時間は、腕をねじっている状態になっていることが多い、ということです。
腕が内側にねじれると、肩も内側に丸くなります。
そして、このねじれた状態で固まってしまうと、首や肩の筋肉も硬くなってしまう、というわけです。
こんな腕のねじれが、本当に肩や首のこりに影響しているの?と思われた方。
ちょっと試してみてください。
首を左右にどこまで回せるか確認したのちに、腕を外側にねじり、そのまま首を回してみてください。
腕を外にねじりながら首をまわしたほうが、さっきより回しやすくなっているはずです。

で、腕が硬くなっている状態のとき、橈骨はどうなっているかというと、内側にねじれるとともに、下に(手首方向に)下がってきます。
ですから、これを矯正するときは逆に、橈骨を軽くつまみ、上方向、外ねじりの方向へ軽い圧を加えてしばらく待っていると、橈骨が正常な位置へと戻っていきます。