整体院プラスの健康コラム

【枚方市樟葉】整体院プラスの健康コラム

テレビや雑誌では紹介されない、整体師ならではの健康情報を、大阪府枚方市の整体院プラスからお届けします。

こめかみ付近の頭痛(筋肉が原因の場合)

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普段、よく頭痛になって困っている人は多いと思います。
よく耳にする偏頭痛というのは、ズキズキとした痛み、ドクンドクンと脈打つような痛みが特徴ですが、今回は、そういった種類の頭痛ではなく、一般的な頭痛の痛みで、特にこめかみ付近が痛くなる場合についてお話しします。

筋肉のコリ

頭痛になる原因としては、いろいろありますが、ここでご紹介するのは、筋肉のコリが原因の場合についてです。
筋肉が原因の場合、よく肩こりや首こりなどで、血流が悪くなっている場合も頭痛になりやすいですが、今回は、痛くなっている部分の筋肉が硬くなっていて、直接的に頭痛に影響している場合です。

頭部には、たくさんの種類の筋肉があります。
後頭部には後頭筋、おでこには前頭筋、側頭部には側頭筋があり、顔には大きく分けて、咀嚼筋、表情筋などがあります。

頭部の筋肉

では、こめかみ付近が痛い場合、具体的にどの筋肉が影響しているかというと、側頭部にある側頭筋です。
この側頭筋という筋肉は、こめかみのあたりから、頭の横部分に広がっています。
この筋肉が硬くなっていると、こめかみのあたりに頭痛を感じやすいのです。

側頭筋が硬くなる原因

側頭筋が硬くなる主な原因は2つあります。

まず一つ目は、目の使いすぎです。
パソコンやスマホなどで画面を凝視していると、目の周辺の筋肉に力が入ります。
目に力を入れずにリラックスした状態でしたら、それほど影響はないのですが、必要以上に目に力を入れてしまっていると、側頭筋も影響を受けて硬くなってしまいます。
集中していると、無意識のうちに力んでしまいますので、意識的に目の力を抜く習慣をつけましょう。

2つ目の原因は、顎の噛み締めの影響です。
側頭筋は咀嚼筋と言われる種類の筋肉で、物を噛む時に働く筋肉です。
(ちなみに、「こめかみ」というのは、米を噛んだときに、ここの筋肉が動くからです。)
普通、物を噛む時に使う筋肉といえば、顎のエラの付近にある咬筋を思い浮かべますが、実はこの側頭筋も咀嚼の際の大事な筋肉です。
もし噛み締めグセがあって、普段から顎に力が入っていると、この側頭筋が常に緊張している状態になり、側頭筋が硬くなってしまいます。
普段、そんなに噛み締めのクセはない、と思っている方でも、パソコンを操作しているときなど、体が緊張していると、無意識に顎に力が入ってしまっている場合があります。
また、何もしていないときであっても、顎の緊張が抜け切れていない場合があります。
ちゃんと顎の力が抜けている状態であれば、上の奥歯と下の奥歯の間にほんの少し隙間ができます。
もし、上の奥歯と下の奥歯が常にくっついている状態であれば、それは、顎に力が入っています。
もう少し顎の力を抜くようにして、リラックスしましょう。

あと、噛み締めといえば、寝ている間に無意識のうちに噛み締めたり、歯ぎしりをしていたりする場合もあります。
朝起きたときに、顎が疲れていたり、奥歯に痛みがあったりすると、その可能性が高いです。
ストレスをためないようにして、心と体をリラックスさせて、しっかり睡眠をとるようにしてください。
肩こりや首こりにも影響してきますので、歯ぎしりや噛み締めがひどい場合は、歯医者で診てもらうなどしたほうがいいかもしれません。

側頭筋のマッサージ

それでは、側頭筋をゆるめる方法をお伝えします。
ご自身での簡単なマッサージです。
やり方は、まず、両手の人差し指から小指までを、こめかみから耳の上あたりに当ててください。
そのまま指を動かしてマッサージします。
指を動かすと、側頭部の皮膚が動く感じがあると思います。
この皮膚を動かすことで、側頭筋がゆるみます。
皮膚の表面をこするのではなく、皮膚ごと動かすイメージです。
このときの注意点としては、強く押さえすぎないこと。
皮膚を動かす程度の力で十分です。

また、目を使いすぎの方は、目をギュッと閉じて、パッと開く、の動きを何回か繰り返すと、目の周辺がゆるんできますので、合わせてやっておくといいと思います。

次に、後頭部にある後頭筋も関連していますので、後頭筋もゆるめておきましょう。
両手の指を後頭部に当て、同じようにマッサージしていきます。
首こりや肩こりがある方は、後頭筋も硬くなっていることが多いです。
ここが硬くなっていると、側頭筋も硬くなりやすいので、しっかりゆるめるようにしてください。

しばらくマッサージすると、頭がふんわりゆるんだ感じになると思います。
また、視界が明るくなったように感じる場合もあります。
とにかく体の力を抜いてリラックスするようにしてください。

以上、「こめかみ付近の頭痛(筋肉が原因の場合)」でした。

やらないといけないとわかっていても、後回しにしてしまう人へ

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そうじをしないといけない、片付けをしないといけない、そう思っていても、ついつい後回しにしてしまうことありますよね?
あれをやらなといけない、これをやらないといけない、というのはわかっていても、何かしらの言い訳をして、先延ばしにしてしまう。
私なんかはもろにそのタイプで、いつも夏休みの宿題を最後の何日かで、ひーひー言いながらやっていました。
作業をため込んでしまわないためのコツは、何よりも少しずつこまめにやることです。
今回は、やらないといけないことをため込んでしまわないためのコツをくわしくご紹介します。

精神的なデメリット

やらないといけないことを後回しにしてしまうことで起こりうるデメリットは何があるでしょうか?
「そんなこと言われるまでもない」、そんな声が聞こえてきそうですが、まあ、当たり前なことで言えば、例えばそうじをしなければ汚れてしまう、整頓しなければどこに何があるかわからなくなる、見た目にもきたない、とかそういったことですよね。
でも、精神的にも悪影響がある、というのもご存知でしょうか?
精神的といえば、もちろん、先ほど言いました、見た目に汚くて嫌な気持ちになる、とか、そういうこともありますが、ここでの意味はそういうものではありません。
どういうものかというと、例えば、「机の上が汚れているからそうじしないといけないなー」と思ったのに、めんどくさくて、すぐにやらなかったとします。
そして、次の日にまたその机を見て、「そうじしないといけないなー」と思います。
でも、めんどくさくて、また先延ばししてしまいます。
この「やらないといけないなー(でもやりたくないなー)」と思うこと自体がストレスになってしまうのです。
ですから、先延ばしにすればするほど、同じ事柄で、毎日毎日嫌〜な気分になって、ストレスを貯めていってしまうのです。
つまり、そうじをしないことで、汚れがだんだん溜まっていってしまうのと同様に、心にもストレスがどんどん溜まっていってしまう、ということです。
「なんだ、そんなことか」と思うかもしれません。
でも、チリも積もれば山となる、です。
後回しにしてしまう人は、ほんのちょっとしたことでも、どんどん溜め込んでいってしまいます。
そうなると、1日のうちに何度も何度も、それを目にするたびに、「やるの嫌だなー、めんどくさいなー」と考えないといけなくなってしまうのです。
それと、もうひとつ。
こういうふうに、やらないといけない、やらないといけない、と考えすぎてしまう人は、ちゃんとできない自分のことを「なんでできないんだ」と責めてしまうようになり、自分のことが嫌いになっていってしまいます。
こうやって、やらないといけないことをどんどん溜め込んでいって、それを目にするたびに、ストレスを感じ、さらには、ちゃんとできない自分のことを嫌いになってしまうという、負のスパイラルに陥ってしまうわけです。

作業をため込まないコツ

めんどうな作業は、一度ため込んでしまうと、余計手をつけられなくなってしまいます。
やってみれば、大したことのないようなことでも、「やらないといけない」が何日も続くと、大変な作業のように思えてしまうものです。
そうならないために、ここでは、やらないといけないことをため込んでしまわないための、ちょっとしたコツをご紹介します。

こまめに少しずつ

何よりもこれが大事です。
やらないといけないことに気づいたら、後回しにせずに、すぐにやってしまうことです。
例えばそうじの場合。
ちょっとしたよごれに気づいたら、その場でささっときれいにするように心がけましょう。
「今度まとめてそうじしよう」と思ってそのままにしておくと、結局たまっていってしまいます。
そして、よごれやほこりがたまっていくほどに、さらにそうじが嫌になっていってしまいます。
完璧主義の人に多いのですが、何か物事をするときには、一から十まで、きっちりやらないと気が済まないというタイプの場合、ふと部屋のよごれやほこりなどに気づいたとしても、ちょっとだけそうじする、ということに抵抗感があります。
こういう人は、「今度まとめてそうじしよう」になりやすいのですが、きっちりやらないといけない、という思いが、またプレッシャーとなってしまい、さらに手を付けづらくなっていってしまいます。
ですから、完璧主義にならずに、気づいたときに、少しでも手を動かすクセをつけることが大事です。
ポイントは、手を動かす際に、感情をいれないようにすることです。
一瞬、「めんどくさいなー」と思ってしまっても、それ以上感情を引きずらないようにして、さっさと体を動かすようにしましょう。

感情をイメージする

こまめに少しずつ作業をするのは大事ですが、すべてがそんな性質のものばかりではありません。
どうしてもやらなければいけない作業が、とても大変でめんどうなこともあります。
そういうときは、嫌な作業にフォーカスするのではなく、その作業をすることで、どんないいことが起こるか、どんな感情になるかをイメージするようにしましょう。
例えば、仕事に関していえば、「会社の同僚に喜んでもらえる」「上司に褒められる」「お客さんに喜ばれる」など。
家事に関していえば、「部屋が片付いてすっきりする」「よごれが取れてきれいになる」などなど。
やらないといけないのに手をつけられないのは、その作業自体の嫌なことにフォーカスしてしまっていることが多いです。
ですから、その作業自体のことを考えずに、その作業を終えることでどんないいことが起こるのか、どんないい気持ちになるのかを想像することで、モチベーションを高めることができます。

とりあえずやり始める

これは、脳の仕組みを利用した方法です。
作業を後回しにしてしまう人の特徴として、「今は、やる気が起こらないから、やる気が出るのを待つ」というのがあります。
しかし、いくら待っていたところで、結局やる気は起きずに何もできない、ということが多いと思います。
これは、脳の仕組みから考えると間違った考え方です。
やらないといけないことを、やる気が起きるまで待っていても、いつまでもやる気は起きないままです。
やる気というのは、自然に湧き上がってくるものではありません。
では、どうすればやる気が出るのか。
そのコツは、とりあえず作業に手をつけることです。
嫌な作業があって、先延ばしにしていたけれども、いざ始めると、熱中してきっちりやり遂げないと気がすまなくなった、といった経験はないでしょうか。
これは、作業を始めたからこそ、やる気が出てきたのです。
やる気が起こるのを待つのではなく、作業を始めることで、やる気が出てきます。
いつまでも「やる気が起こらないから」と自分にいいわけをせずに、やる気が起きていなくても、とりあえず手をつけるようにしましょう。

おわりに

今回は、やらないといけないことをため込んでしまわないための、ちょっとしたコツをご紹介しました。
やらないといけない作業は、後回しにしたところで、結局いつかはやらないといけないんですよね。
それなら、早めに終わらしてしまって、ストレスをため込まないようにしましょう。

以上、「やらないといけないとわかっていても、後回しにしてしまう人へ」でした。

坐骨周辺の痛み

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腰痛持ちの人は、お尻周辺にも痛みが出ることが多いです。
(腰は痛くないけれどもお尻が痛い、という人もいますが、そういう場合でも腰を触ってみると、痛みを感じていないだけで、とても硬くなっていることが多いです。)
お尻の痛みは大きく3つのパターンに分けられます。
1つ目は、お尻の上部が痛くなるパターンです。
筋肉でいうと、中殿筋のあたりです。
2つ目は、お尻の真ん中あたり、筋肉でいうと、梨状筋のあたりです。
3つ目が、お尻の下部、坐骨周辺に痛みが出るパターンです。
今回は、この坐骨周辺に痛みが出る場合についてお話しします。

坐骨周辺が痛い場合は、どこが悪いのか

坐骨周辺が痛くなるパターンとして、長時間座っていると痛くなってくることが多く、立っている状態では、そこまで痛みを感じないことが多いです。
では、実際にどの部分が痛みを感じているのかというと、仙結節靭帯(せんけっせつじんたい)という部分です。
仙結節靭帯というのは、坐骨と仙骨をつないでいる靭帯で、要は、骨盤を固定している靭帯です。
この仙結節靭帯が硬くなっているせいで、坐骨あたりに痛みを感じるようになってしまうのです。

仙結節靭帯が硬くなる原因は?

では、なぜ仙結節靭帯が硬くなるのでしょうか?
これには、骨盤のゆがみが大きく関係してきます。
さきほども言いましたが、仙結節靭帯というのは、骨盤を繋いでいる靭帯です。
ですから、骨盤がゆがむことで、この靭帯に負荷がかかり、緊張状態となり、硬くなっていってしまうのです。

坐骨周辺が硬くなりやすい骨盤のゆがみ方

仙結節靭帯周辺が硬くなっているとき、骨盤はどういうふうにゆがんでいることが多いのでしょうか。
まずは、骨盤が後ろに倒れている場合です。
とにかくこのパターンが一番多いです。
要は、座っているときに腰を丸めて座っているために、骨盤が後ろへ倒れてきてしまうのです。
こういう人は後ろから見ると、お尻が下がって見えてしまいます。

次に多いのは、骨盤が左側に倒れている場合です。
この場合も、仙結節靭帯周辺が緊張して硬くなります。
状態としては、座っているときに、左側に体重がかかりがちな場合です。
左肘をついたりしても、左側に体重がかかりやすくなってしまいます。

整体で治す場合

当院に「坐骨周辺が痛い」というお客さまが来られた場合に施術していくパターンとして、まずは、骨盤の矯正が一番重要になってきます。
特に、さきほども言いましたように、骨盤が後ろに倒れている場合が多いので、それを重点的に矯正します。
骨盤を矯正するだけで、仙結節靭帯周辺がゆるんでしまうことも多いです。
骨盤を矯正したあとに、仙結節靭帯を触ってみて、硬さが残っているようであれば、押圧でゆっくりゆるめていきます。
(実はこの仙結節靭帯は、普通に指で押圧するだけではなかなかゆるみにくいのですが、当院では、「氣」を使うことで効率的にゆるめていきます。)
仙結節靭帯周辺がゆるんできたら、次は、臀部の筋肉をほぐしていきます。
臀部の筋肉は股関節につながっていますので、股関節周辺を重点的にほぐしていくことで、効率的にゆるめることができます。
あとは、太ももの筋肉も影響していますので、太ももの後ろ側の筋肉(ハムストリングス)をゆるめていきます。
周辺の筋肉をしっかりゆるめておくことで、坐骨付近への緊張がなくなり、負担がかかりにくくなります。

日常で気をつけること

坐骨周辺が痛くならないように、日常で気をつけることとしては、まず何より、座っているときに、腰を丸めて座らないように気を付けることです。
腰を丸めて座ることで、骨盤が後ろに倒れてきてしまい、その状態を続けることで、仙結節靭帯が硬くなってしまいます。
また、臀部から太ももにかけて硬くなってしまうので、座りっぱなしもよくありません。
お仕事中などでも、なるべく立ち上がる回数を増やすようにして、普段はよく歩いたり、ジョギングなどを心がけるようにしましょう。

以上、「坐骨周辺の痛み」でした。

自分を好きになるためのヒント

ネガティブな人、自分に自信が持てない人、落ち込みやすい人、うつ傾向の人、完璧主義の人などに共通のことがあります。
それは、みんな自分のことを好きになっていない、ということです。
こう言われてドキっとした人は多いんじゃないでしょうか。
今回は、自分のことが嫌いな人のために、自分のことを好きになるためのヒントをお話ししたいと思います。

自分を客観的に見て褒める

自分のことを好きになれない人は、主観的なものの考え方で、思い込みで自分はそういう人間だと決めつけている可能性があります。
本当のあなたは、あなたが思っているような、ダメな人間でしょうか?
一度自分の人生を振り返ってみましょう。
この時、自分をなるべく客観的にとらえるようにします。
そして、いいことを見つけたら、他人を褒めるように、自分自身を褒めましょう。
自分が嫌いな人は自分を褒めることが苦手です。
でもそんな人でも、他人を褒めることはできます。
自分の性格や、過去の出来事や行動などを思い返し、他人を褒めるように、素直に自分自身を褒めてあげましょう。

自分のいいところを書き出す

みなさんは、自分自身のいいところをわかっていますか?
自分が嫌いな人は、自分のいいところにあまり気づいていません。
それと同じように、ひょっとすると他人に対しても、いいところを見ようとせずに、嫌なところばかりを見ようとしているかもしれません。
その場合は、まず、他人の嫌なところばかりを見るのではなく、いいところを見つけるようにしましょう。
他人のいいところを見ることができるなら、自分のいいところを見ることもできます。
一度、紙に自分のいいところを10個でも20個でも思いつく限り書き出してみてください。
今まで気づいていなかった自分の良さを再発見できるかもしれません。
また、日常生活においても、自分の行動や考え方などに注意してみてください。
「自分って結構いいやつじゃないか」と思える行動に気づくはずです。

やらないといけないことは必ずやる

次は、みなさん耳が痛い話かもしれません。
みなさんの日常の生活の中で、これはやらなといけない、と思っていることがあると思います。
やらないといけない、と言っても、例えば歯を磨くとか、遅刻をしない、といった必ず守らないといけないレベルのものではなく、今すぐやらなくてもそれほど問題にはならないレベルのものです。
例えば、部屋の掃除とか、棚の整頓とか、「まあいいか。また今度で」で済ませられる程度のものです。
今すぐやらなくてもいいレベルという意味では、僕も小学生のときは、夏休みの宿題をほとんど最後の何日かでやっていました。
夏休みの始めの頃は、毎日ちゃんと宿題をしないといけない、と思いながらも、「まあいいか。明日からちゃんとやろう」と言いながら、ギリギリまで日にちが経ってしまっていました。
こういうふうに、やらないといけないのはわかっているけれども、やりたくないので、先延ばしにしてしまい、ともすると、そのまままったくやらないままになってしまう。
こういうことをすると、「なんで自分はちゃんとできないんだ」と自分を責めてしまい、自分のことが嫌いになってしまいます。

こうやって自分を責めてしまうタイプの人は、完璧主義の場合が多いです。
自分でやらなといけない、と思っておきながら、それをできない自分が許せないのです。
こういうタイプの人が、自分を好きになるには、自分が「やらないといけない」と思ったことは必ずやるようにすることです。
これは、客観的な事実としてやらないといけないこと、というよりは、自分がやらないといけないと思ったこと、というのがミソですね。
自分との約束が守れるかどうか、というのが重要なのです。
ただ、完璧主義の人は、必要以上にルールを作って自分を縛り付けてしまう傾向がありますので、やらないといけないと思ったことが、本当にやらないといけないことなのか考えてみてください。
ただ、自分の思い込みでルールを作っているだけだとしたら、「まあ、いいや。これぐらい」といった具合に適当に流してしまうことも重要です。
なるべく完璧主義にならずに、適当に、といったら言い過ぎかもしれませんが、それぐらいの感覚で大丈夫です。

まとめ

今回は、自分を好きになるためのヒントをお話ししました。
失敗したり、うまくできない自分を許せないタイプの人は、完璧主義の人に多いです。
自分自身の理想が高すぎるのです。
もっと気楽に、失敗しても笑い飛ばせるぐらいの余裕を持つようにしてください。
自分を好きになれば、もっと毎日をワクワク楽しく過ごせるようになりますよ。

体の力を抜く方法 どうしても力が入ってしまう理由とそのデメリット

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現代人は、体に力が入ったまま、力が抜けない状態になっていることが多いです。
それどころか、自分が体に力が入っているのかどうかさえ、わかっていないことが多いです。
当院のお客さまでも、施術のときに体に力が入っていることが多く、「力を抜いてください」といっても、力が入っていたことに気づいていない、力の抜き方がわからない、という人が多いです。
今回は、そんな体の力の抜き方がわからない人のために、体に必要以上に力が入ってしまう理由と、力を抜くにはどうしたらいいのかお教えします。

体に力が入る理由

そもそもなぜ体に力が入るのでしょうか。
体に力が入る場面を、ちょっと想像してみてください。
仕事中や、小さいお子さんの面倒を見ているときなど…
人によって場面は違うと思いますが、共通しているのは、緊張している状態である、ということです。
人間は緊張すると、自然と体の筋肉に力が入り、硬くなります。
緊張している状態というのは、何か危険が起こらないか注意している状態であったり、失敗してはいけないような重要な状態であったりします。
こんなときに、何かが起こったときに、自分の身を守り、とっさに対応できるように筋肉に力を入れ、備えているわけです。
一番多く、わかりやすいのは、肩に力が入ることです。
あがり症の人はよくわかると思いますが、緊張していると、自然と肩が上がります。
これは、急所である首周辺を守るためです。
要は、体に力が入っている状態というのは、臨戦態勢になっている、ということです。
もちろん、現代社会において、そんな極度の緊張は必要ありません。
が、それが過剰に反応してしまい、力を入れる必要がないようなときでも、体に力が入ってしまっているのです。

当院のお客様でも、施術中にどうしても力が入ってしまう、という方がおられます。
こういう方は、脚の部分の施術をしているときは脚に力が入り、腕の施術をしているときは腕に力が入っています。
これは、触られている部分を守ろうとしているわけです。

なぜ、体の力が抜けないのか

この、必要のないときに体に力が入ってしまうことのほかに、問題はもうひとつあります。
それは、力の入った状態が続いてしまう、つまり、いつまでも体の力が抜けないことです。
ではなぜ、体の力が抜けないのでしょうか。
それには、交感神経が影響しています。
交感神経とは、主に日中に優位になる、いわば活動するときに働く神経系です。
それに対して、体を休めているときは副交感神経が優位になります。
日中活動しているときは、交感神経が優位になっており、この状態はいわば臨戦態勢になっていますので、筋肉も硬くなる傾向にあります。
そして、日中の仕事が終わり、夜家に帰って体を休めることができる状態になると、副交感神経が優位になってきます。
副交感神経が優位になると、体はリラックスし、力が抜けていきます。
すると、硬くなっていた筋肉も緩んできます。
これは、1日の中の大きな流れだけではなく、日中でも、緊張する場面とリラックスする場面とで、交感神経と副交感神経とが強くなったり弱くなったりを繰り返しています。
通常の場合であれば、この交感神経と副交感神経の切り替えが正常に行われ、自然と体の力が抜けますが、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできずに、交感神経が優位の状態が続いてしまうと、体の力をうまく抜くことができなくなってしまいます。
いわゆるONとOFFの切り替えがうまくできなくなっている状態なのです。

ではなぜ、ONとOFFの切り替えがうまくできないのでしょうか。
大きな要因は、ストレスのせいです。
自律神経の問題には、ストレスが大きく関わっています。
性格的にストレスを抱え込んでしまいがちな人、ストレスをうまく発散することができない人は、体が緊張している交感神経優位な状態から、仕事が終わり、本来であれば、リラックスして体が緩んでいくような状態であっても、うまく力が抜けなくなってしまいます。
そして、そのような緊張状態が続くことによって、それがまたストレスになり、自律神経に影響を及ぼす悪循環となってしまうのです。

体の力が抜けないことで起こるデメリット

筋肉のコリ

では、実際に体の力が抜けないことで、どんなデメリットがあるのでしょうか。
先ほどお話ししましたが、体で力が入りやすい場所として多いのは、肩、首まわりです。
例えば仕事でパソコンに重要な数字を入力しているときや、多くの人の前でプレゼンをしているときなど、人は緊張していると、肩が上がります。
これは、肩に力が入っている証拠です。
いわゆるいかり肩の状態です。
そして、この状態が長く続くと、うまくリラックスして力を抜くことができなくなり、常に肩に力が入った状態が続いてしまいます。
肩に力が入っているということは、筋肉は常に緊張して収縮した状態になっています。
筋肉はリラックスしていると弛緩、つまり緩んでいる状態になっていますが、緊張すると、筋肉は収縮します。
この筋肉の収縮状態が続き、うまく筋肉を緩めることができないと、筋肉はどんどん硬くなっていってしまいます。
筋肉が硬くなると、その部分の血流が悪くなります。
肩であれば、肩周辺の血流が悪くなります。
血流が悪くなれば、さらに筋肉は硬くなります。
そしてまた筋肉が硬いと血流が悪くなり、、と悪循環に陥ってしまいます。
この、肩の血流が悪くなり、筋肉が硬くなっている状態がいわゆる肩こりです。

スポーツなどのパフォーマンスが下がる

スポーツをやっていると、「体の力を抜きなさい」とよく言われますね。
人間の体は全体が連動して動くようになっていますが、体に力が入っていると、一部分だけを使って動作しようとしてしまいます。
そのため、本来のパフォーマンスを発揮できなくなってしまうのです。
野球のピッチャーなら、「腕の力だけで投げる」、ゴルフなら、「腕の力だけでスイングする」、といった具合です。
体の力が抜けると、全身をうまく連動させることができるようになるので、スポーツのパフォーマンスが上がります。
ここでは、スポーツを例に出しましたが、日常生活の動作においても同様です。

骨のゆがみ

筋肉が硬くなってしまう、ということでいうと、骨のゆがみも関係してきます。
「体に力が入って筋肉が硬くなることと、骨のゆがみとどう関係があるの?」と思われるかもしれません。
実は、骨がゆがんでいるのは、筋肉が硬くなっているせいです。
どういうことか、ちょっと説明します。
体にある骨には、それぞれいくつかの筋肉が付着しています。
これを骨格筋といいます。
そして、これらの筋肉が収縮したり弛緩したりすることで、骨を動かします。
簡単に説明します。
ひとつ骨を想像してください。
その骨の両側に筋肉がついています。
右側の筋肉が収縮すると、骨は右へ引っ張られ、左側の筋肉は伸ばされます。
逆に左側の筋肉が収縮すると、骨は左へ引っ張られ、右側の筋肉は伸ばされます。
これが体の関節が動くメカニズムです。
つまり、骨を動かしているのは、筋肉なのです。
ですから、先ほどの例でいくと、例えば、右側の筋肉が、力が入ったままの状態で硬くなってしまっていたとしたら、骨は右側へ引っ張られたまま、元の状態に戻らなくなってしまうわけです。
これがいわゆる骨がずれた状態です。

骨のゆがみを矯正する施術方法としても、骨からのアプローチと筋肉からのアプローチがあります。
矯正したい骨の周辺の筋肉を緩めることで、骨を元の位置に戻します。
逆に、骨にアプローチして矯正することで、結果的に周辺の筋肉を緩める、ということもできます。
これは、施術方法によって得意不得意とするところもありますし、場所によってもいろいろ変わってきますので、その時々に施術方法を選択していくことになります。

歯のくいしばり

体の力が抜けないということでいうと、歯のくいしばりのクセがある人が多いです。
特に寝ているときに、顎に力が入って、歯をくいしばるクセがあることが多いです。
本来、睡眠中は体の力が抜けている状態のはずですが、その時さえも力が入っているので、体が休息できません。
また、歯のくいしばりというと、寝ているときだけのような気がしますが、普通に起きているときでも、無意識に歯をくいしばっていることがあります。
これも体に力が入ってしまうパターンと同様に、体が緊張している証拠です。

歯をくいしばっていると、歯への損傷、周辺の炎症などによる痛みはもちろん、首周りの筋肉も硬くなってしまい、そこから首コリや、頭痛やめまいなどを引き起こしてしまいます。

自律神経失調症

さきほど、自律神経のON、OFFがうまくできずに、体の力が抜けなくなってしまう、ということをお話ししましたが、逆もまたしかりです。
いつも緊張して、体に力が入っている状態が続いてしまうと、交感神経が優位な状態ばかりが続き、うまく、リラックスできなくなってしまいます。
この状態が続いてしまうと、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできずに、自律神経のバランスがくずれ、自律神経失調症になってしまう場合があります。
自律神経失調症になると、頭痛や動悸、全身のだるさ、内臓の調子が悪くなったりと、ありとあらゆる面で悪影響が出てきてしまいます。

不眠症

さきほどの自律神経失調症と関係するのですが、体に力が入った状態が続き、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできないと、睡眠にも影響を及ぼすようになってしまいます。
通常、夜になって体を休ませていると、副交感神経が優位となり、体がリラックスした状態になってきます。
そして、入眠時間が近づくにつれ、リラックス状態が深くなっていき、スムーズに睡眠に入ることができます。
しかし、自律神経が乱れ、いつまでもリラックスできなくなっていると、スムーズに入眠することができなくなってきてしまいます。
わかりやすくいうと、いつまでも目が冴えた状態になってしまうのです。
また、少し寝付けたかと思っても、すぐ目が覚めてしまったり、時間的にはしっかり眠ったつもりでも、眠りが浅く熟睡できていなかったり、といったことにもなってしまいます。

体の力が抜けることによるメリット

常に体に力が入っていると、筋肉が緊張し、血流が悪くなってしまいます。
また、緊張して硬くなっている部分に、必要以上に負担がかかってしまいます。
しかし、体の力が抜けていると、体全体の力をうまく使えるようになるので、一部分にかかる負担が減り、筋肉がゆるんでいると、血流もよくなります。
結果、肩こりや腰痛などになりにくい体になります。

その他、日常の動作においても、体に力が入っていると、全身を連動して使わずに、一部分だけを使って動作しようとしてしまいます。
そのため、体に負担がかかってしまいます。
スポーツに例えるとわかりやすいのですが、野球のピッチャーなら、「腕の力だけで投げる」、ゴルフなら、「腕の力だけでスイングする」、といった具合です。
これは、日常の動作においても同様です。
体の力が抜けると、全身をうまく連動させることができるようになるので、軽い力で動作できるようになり、体への負担がかかりにくくなります。

このように、体の力が抜けるようになると、日常生活において、大きなメリットがあります。

体の力が抜ける感覚を感じよう

常に体に力が入っている人は、今現在力が入っていることにさえ、気づいていないことが多いです。
当院のお客様でも、「力を抜いてください」といっても、「力を入れているつもりはない」と答えられる方が多いです。
体の力が抜けた感覚がわかっていないと、いくら体の力を抜こうとしても、うまく力が抜けているのかどうか、わからなくなってしまいます。
ですので、体の力を抜く方法をお教えする前に、まず体の力が抜ける感覚をしっかり感じてほしいと思います。

胸の前で両手で押し合い

両手を合わせる

  1. 拝むときのように、胸の前で両手のひらを合わせてください。
  2. 軽く肘を上げて、手首の角度が90度になるようにしてください。
  3. 右手は左へ、左手は右へ力を入れ、両手で押し合うように力を入れてください。
  4. 思い切り力を入れたまま、1分間持続するようにしてください。
  5. 1分経ったら、力を抜いて、腕をだらりと下げてください。

腕が疲れてこれ以上力が入らない状態になっていると思います。
この感覚を感じてください。
この状態で腕を上げたり、下げたり、動かしてみてください。
腕はとても疲れているはずなのに、いつもより、簡単に腕を動かせることに気づくと思います。
力を抜いて体を動かすのは、こんな感覚です。

肩を思い切り上げる

肩を上げる

  1. 肩に力を入れ、肩を上に上げます。
    なるべく力を入れて肩を上げたほうがいいのですが、肩こりの人などは、あんまり力を入れすぎると首すじがピキっとつってしまうことがあるので、力は加減してください。
  2. そのまま1分間肩を上げたままにしてください。
  3. 1分経ったら、力を抜いて、肩を下ろしてください。

肩がだる重く感じると思いますが、すぐに肩が軽くなったような感覚になると思います。
この感覚を感じてください。
鏡を見ると、いつもより肩の位置が下がっていることに気づくはずです。

体の力を抜く方法

深呼吸

さて、ここまで長々とお話ししてきましたが、いよいよ本題の体の力を抜く方法をご説明します。
まずはとっても簡単なものから。
深呼吸です。
特にむずかしいことはありませんが、吐くことを意識するようにしてください。
細くゆっくり息を吐くように意識します。
息を吐くときに、体の力が抜けて筋肉が緩みます。
体が緊張しているときは、肩が上がっていることが多いので、息を吐くときに、意識的に上がっている肩を下ろすようにしてください。
こうして、深呼吸を何回か繰り返してください。

大きくため息

深呼吸ではうまく力が抜けない、という場合は、意識的にため息をついてみてください。
それも、「ほっ」という程度ではなく、「はーっ」と大きくため息をつくようにしてみてください。
肩をわざと下げるようにして、体を使って大げさにすると、さらに効果が上がります。

呼吸法

次に、呼吸法でリラックスする方法です。
まず、体の中にある息を全部吐き切ります。
次に、4秒かけて鼻から息を吸います。
息を吸ったら、軽く数秒息を止めます。
その後、8秒かけて鼻、もしくは口から息を吐きます。
息を吸うときよりも、吐く方を長くすることで、体がリラックスします。
この、吸う-止める-吐く、を1サイクルとして、3、4回繰り返すようにしてください。

呼吸の方法としては、腹式呼吸をするようにしてください。
腹式呼吸をすることによって、副交感神経が優位になり、体がリラックスします。

一気に脱力

筋肉の性質として、ぐーっと力を入れて筋肉を収縮させ、その後、一気に力を抜くと筋肉がゆるむ、という性質があります。
これを利用します。

肩を上げ、ストンと落とす

息を吸いながら、もしくは、息を止めながら、ぐーっと全身に力を入れます。
特に肩周辺に力を入れて、肩を上げるようにします。
5秒~10秒程度ぐーっと力を入れたら、その後、一気に全身の力を抜きます。
肩はストンと落ちる感じになります。
そしてこの時、自然と息を吐きます。
力を入れた後、一気に脱力すると、筋肉はゆるみます。
数秒間筋肉の力が抜けてだら~んとしている感覚を味わってください。
この、力を入れて一気に脱力、を何回か繰り返すようにしてください。

ぼーっとする

常に脳をカリカリ動かしていると、緊張状態が続いて、無意識に力が入ってしまいます。
ですので、脳の力を抜くことも意識してみてください。
緊張状態が続いたと思ったら意識的に、ぼんやり遠くを見ながら、ぼーっとしてみてください。
脳の緊張がほぐれると、自然と体の力も抜けます。
うまくぼーっとできない場合は、目をつぶってもいいです。

子供の頃を思い出してほしいのですが、意識しなくても1日に何度かぼーっとしていることがあったと思います。
実はこれは、脳の情報が整理整頓される大事な時間なんです。
仕事に追われて頭がパニックになっている人は、一旦ぼーっとして頭をリラックスさせると、頭がリセットされ、体の力も抜けて一石二鳥です。

肩周辺もまとめて力を抜く

これは、力の抜き方、というより、うまく力を抜くためのポイントなのですが、例えば、肩の力を抜こうと思ったとき、肩だけを意識していると、うまく力が抜けません。
肩の力を抜くときは、肩だけを意識するのではなく、首や背中など、肩の周辺もまとめて、もっと言えば、上半身全体の力を抜くように意識してください。

意識的に肩を下げる

肩の力を抜いて、肩を下げようと思ってもうまくいかない場合は、肩の力を抜こうとするのではなく、意識して、わざと肩を下げてみてください。
自然と肩を上げる力が相殺されます。
その意識的に肩を下げた状態から、力を抜くようにしてみてください。
肩が下がった状態を維持できると思います。

最低限の力を使う

体の力が抜けない人は、日常の動作で必要以上に力が入っていることが多いです。
と、言われてもピンと来ない人が多いと思うので、ちょっと確認してみましょう。
まず、どんなものでもいいので、あなたの周りにある小さいものを見つけてください。
お仕事中の場合は、ボールペンやパソコンのマウスなど。
家の場合は、テレビのリモコンやコップなど。
どんなものでも結構です。
では、その小物を普通に掴んで持ちあげてください。
はい、いつも通りですね。
では次に、その小物を必要最低限の力で持ちあげてみてください。
小物が落ちるか落ちないか、なんとか持ち上がるぐらいの力です。
どうでしょう。
さっき、普通に持ちあげたときと比べてどうでしたか?
驚くほど軽い力で持ち上げることができることに気づいたはずです。
もう一度いつものように小物を持ちあげてみてください。
ほんの小さなものを持ち上げるだけなのに、手の力はもちろん、肘が上がっていたり、肩まで力が入っていたりしていませんか?
そうなんです。
日常の動作にそんなに力は必要ないんです。
それなのに、普段からひとつひとつの動作に力が入ってしまっているために、体が常に緊張状態になってしまっているのです。
これは体の使い方のクセみたいなものですから、意識することで変えることができます。

まずは、日常の動作で、どれだけの力が入っているか意識してみてください。
お箸を持つ手にも力が入っているはずです。
そして、力が入りすぎていることに気づいたら、なるべく力を入れないように気をつけましょう。
これを日常の動作すべてで注意するようにします。
冷蔵庫を閉める力、コップを持つ力、えんぴつを持つ力、マウスをクリックする力。
すべての動作について、必要最低限の力を意識してみてください。
慣れてきたら、普段から力が入ってしまうクセがなくなってきます。

ストレスをためず、リラックスできる工夫をしましょう

ストレスを抱え込んでしまう人の特徴として、完璧主義の人や神経質な人が多いです。
少しぐらいの失敗でくよくよせずに、「まあいいや。なるようになるさ」といったぐらいの、楽観的な気持ちを持つようにすること。
そして、すべてのことに100%の完璧を求めずに、どうでもいいことであれば、2、30%程度でいいぐらいの心持ちでいるようにするといいと思います。

あとは、自宅で、なるべくリラックスできる環境を整えるようにしてください。
寝る直前まで煌々と明るい照明をつけるのではなく、少しずつ暗くしたり、間接照明に切り替えたりして、まぶしく感じない工夫をしたり、お風呂にゆっくり浸かるなどして、リラックスするようにしましょう。

さあ、「体の力を抜く方法」を実践しましょう

今回は、体の力の抜き方がわからない人のために、体の力を抜く方法をお伝えしました。

常に体に力が入るクセがある人は、緊張や自律神経の乱れなどから、常に体がこわばった状態になっています。
体の力が抜けないことで、肩こりや腰痛などの体の痛みを引き起こしたり、自律神経失調症不眠症などになってしまうこともあります。
うまく体の力が抜けるようになれば、むだな力を使わずにすむようになり、体の血流がよくなって、コリやこわばりが取れるようになってきます。
また、深くリラックスできるようになり、心身ともにしっかり休むことができるようになります。

体の力が抜けない人は、日常生活において、体に力が入っていることに気づいていないことが多いです。
まずは、今力が入っていることに気づくことが大事です。
そのうえで、今回ご紹介した方法を試していただき、自分に合った方法を実践してみてください。
体に染みついたクセはなかなか治りませんが、少しずつ体の力が抜けるようになってくると思います。

以上、「体の力を抜く方法 どうしても力が入ってしまう理由とそのデメリット」でした。

膝の痛みの原因

膝が痛くなったときに、病院で診てもらうと、よく言われるのが、「膝の軟骨がすり減っている」です。
たしかにそれも原因のひとつですが、そういわれたからといって、じゃあどうすればいいの、といったところだと思います。
今回は、膝の痛みの原因を考え、じゃあどうすればいいのか、ということをお話ししていきたいと思います。

膝が痛くなる大きな2つの原因

膝が痛いときに、病院で痛み止めをもらったり、膝に注射をしてもらったところで、そのときの痛みは和らぐかもしれませんが、結局その場しのぎになってしまうことが多いです。
若いときであれば、多少膝が痛くなっても、それほど苦にならずに、しばらくすれば勝手に楽になるかもしれませんが、膝に負担がかかっている状態が長く続き、それに加齢が加わってくると、なかなか改善は難しくなってきてしまいます。
ですので、膝痛に関しては、その場しのぎの対症療法ではなく、根本から改善していく必要があるのです。
つまり、なぜ軟骨がすり減ってしまうほど膝に負担がかかっているのか、を考える必要があります。
大抵の場合、軟骨云々よりも、膝にかかっている負担を軽減することで、膝の痛みは改善することが多いです。
ということで、ここでは、膝に過度な負担がかかってしまう、よくある2つの原因をあげてみます。

膝に負担がかかる一つ目の原因

一つ目は、体のゆがみからです。
一口に体のゆがみといっても、体全体のバランスの問題と、膝そのもののゆがみの問題があります。
体のバランスがくずれて膝に負担がかかってしまっている場合は、例えば、体重が右側にかかってしまっている場合は、右膝のほうに負担がかかりやすいですし、前後のバランスで前側に体重がかかってしまっている場合は、膝の前側に負担がかかりやすくなってしまいます。
その場合は、体のバランスをくずしてしまっている原因を見極め、調整していく必要があります。
よくあるのは、骨盤のゆがみですね。
骨盤のゆがみが全身に与える影響は大きいので、骨盤がゆがんでいると、体のバランスはくずれてしまいます。
他には、股関節のゆがみであったり、足首のゆがみであったり、もちろん上半身のゆがみも、猫背なども影響します。
ですから、整体で根本的に問題を解決していこうと思ったら、体全体を見ていく必要があるのです。
また、体全体のゆがみという意味では、膝以外の部分がゆがんでいるせいで、膝が正常な動きができずに負担がかかってしまう、ということもあります。
例えば、股関節が内股になっていたら、普通の状態で膝を曲げ伸ばしするよりも、膝に負担がかかってしまいます。
このように、膝が正常な動きができないせいで、負担がかかってしまうパターンもあります。

次に、体全体のバランス、ゆがみ、というのに対して、膝そのものがゆがんでしまっている場合もあります。
要は、膝関節のズレですね。
太ももの骨(大腿骨)に対して、すねの骨(脛骨)がどのようにずれているのか見ます。
ずれ方としては、前後、左右、それと、内旋、外旋のねじれがあります。
当然、前後左右にずれてしまうと、バランスがくずれ、膝の片方ばかりに負担がかかってしまうので、痛みが出やすくなります。
(ここで言っている片方への負担、というのは、右脚または左脚、という意味ではなく、どちらか片方の脚の膝の内側もしくは外側に負担がかかってしまう、という意味です。)
私の経験則ですが、これらのねじれの中で、膝痛を訴える人が多いのは、外旋のねじれです。
つまり、太ももに対して、膝下が外にねじれているパターンです。
太ももには、大腿四頭筋という太い筋肉があります。
この筋肉が膝を越えて膝下まで繋がっているのですが、膝がねじれることによって、この筋肉が引っ張られて痛みを起こします。
このねじれ方をしている人は、いわゆる膝が内に入っている状態になっていることが多いです。
まっすぐ立っている状態で膝が内側を向いてしまう人や、座っている状態から立ち上がるときに、内股になってしまう人がこれに当たります。
膝が内側を向いて、膝下(脛骨)は外側を向いている状態になります。
膝は前を向いている状態で、膝下だけがねじれている場合は、足先を見れば外を向いているのですぐわかるのですが、股関節が内股になり、膝が内側を向いてしまうと、その下で外側にねじれていても、足先はそれほど外側を向かなくなってしまうので、見落とさないように注意が必要です。

膝に負担がかかる二つ目の原因

二つ目の原因は、筋肉です。
膝周辺の筋肉がしっかりと膝を支えることができなくなると、膝関節に負担がかかり、痛くなってしまいます。
ではなぜ、膝周辺の筋肉がしっかり機能しなくなってしまうのでしょうか。
まず、年齢が比較的若い人の場合は、膝周辺の筋肉が固くなっていることからきていることが多いです。
筋肉は動かさないと、どんどん固くなっていってしまいます。
仕事などで同じ姿勢でずーっとパソコンを見つめていると、肩がガチガチに固まってきますよね。
それと同じです。
普段から歩いたり、走ったりして脚をあまり動かしていないと、脚の血流が悪くなり、脚の筋肉が固くなってしまいます。
筋肉というのは、収縮することで力を発揮します。
何もしていないとき、力が抜けて筋肉が適度に伸びている状態であれば、力を入れたときに、筋肉が収縮して力を発揮するのですが、普段から筋肉が固くなってしまっていると、そこから収縮させて力を発揮することができなくなってしまいます。
つまり、筋肉が固くなってしまっていると、本来の力を発揮することができなくなってしまうのです。
ですから、膝周辺の筋肉が固くなってしまっていると、膝をしっかり支えることができなくなり、膝に負担がかかりやすくなってしまうのです。
このタイプの人は、普通に歩いているだけであれば、痛みを感じなかったり、逆に歩いているうちに筋肉が柔らかくなり、膝の痛みが楽になってくる人もいます。
こういう人は、普段からしっかり運動して、筋肉を柔らかくしておくことが大事になってきます。
ただし、筋肉をつけるような、がっつりした運動や筋トレといったものではなく、軽いジョギング、水泳など、体を軽く動かして、筋肉をほぐすようなイメージで運動するようにすればいいかと思います。

次に、膝周辺の筋肉がちゃんと機能しなくなってしまうパターンとしては、筋肉が弱ってしまっている場合があります。
筋肉自体が弱ってしまっていれば、当然、筋肉が必要な力を発揮することができなくなってしまいますので、膝をしっかり支えることができなくなり、膝に負担がかかってしまうわけです。
傾向としては、やはり高齢者の方に多いのですが、最近では若い女性の方でも、筋肉が弱すぎることが多いです。
こういうタイプの人は、しっかり運動や筋トレをして、筋肉を強くする必要があります。
ただ、すでに膝が痛くなってしまっている場合は、運動をしようとしても痛くてできないことが多いです。
そういった場合の運動方法は次の記事でご紹介しますので、参考にしてください。

負担がかかりにくい筋トレまとめ

おわりに

さて、今回は、膝に負担がかかってしまう2つの原因についてお話ししました。
その原因とは、体のゆがみと、筋肉の問題です。
もちろん、今回ご紹介したパターンのうち、1つだけが原因になるわけではなく、それぞれの原因が複合していることも多いです。
ですので、しっかり検査をしたうえで、対処していく必要があります。

あと、膝痛のときに病院でよく言われる「加齢」についてですが、加齢と言われると、歳をとるとどうしようもない、というイメージになってしまいますが、そんなことはありません。
ようするに、加齢で筋肉が弱ってしまっているわけですから、しっかり歩いたり運動をしたりして、膝周りの筋肉を強くするようにすれば、膝痛になりにくくなります。
ただし、膝への負担が長く続いてしまい、骨が変形してしまっている場合は、なかなか思うようには改善しないかもしれません。
しかし、その場合でも、筋肉を鍛えることでマシにすることはできますので、やはり運動は重要になってきます。

最後にもうひとつ注意点として言っておきたいのは、膝は痛くなる前に普段から運動しておくことが大事だということです。
膝は一度痛くなってしまうと、何か運動をしようと思っても、膝が痛くてなかなかできなくなってきてしまいます。
こうなってくると、歩くことさえもおっくうになってきてしまい、だんだん体を動かすことが少なくなってきてしまいます。
そして、体を動かさないため、さらに脚が弱っていってしまう悪循環におちいってしまいます。
ですから、これは、膝に限ったことではないのですが、痛くなる前に普段から運動をして、鍛えておくことが大事なのです。

健康のために筋トレをしたい方へのアドバイス

今回は、筋トレを始めたいと思っている方へのアドバイスをしたいと思います。
といっても、今回のお話しは、ゴリゴリに筋トレをして、ムキムキになりたい人向けではありません。
普段あまり運動をしていなくて、健康のために筋トレを始めようかな、と思っている人向けです。
ですので、筋トレ初心者で、それほど体に負荷をかけない筋トレをしようと思っている人に最適です。

始めは控え目に

まず1つ目。
日頃運動をしていない人にとって、これが一番重要です。
それは、いきなり多い回数で頑張りすぎない、ということです。
今までほとんど運動をしない毎日を過ごしていたのに、突然、腹筋や腕立て伏せを一生懸命やってしまうと、体に負担がかかりすぎてしまいます。
次の日に、「たったあれだけで、こんなに体が痛くなるのか」と思うぐらい、筋肉痛になります。
初めのうちは回数を加減して、慣れてきたら徐々に回数を増やしていくようにしてくだい。

他の部分に負担がかからないように

筋トレのやり方によっては、体の他の部分に負担がかかってしまうものもあります。
例えば腹筋を鍛える場合。
仰向けに寝た状態から、上半身を起こしますが、このとき、膝を曲げずに伸ばしたままにしていると、腰に負担がかかってしまいます。
腰痛持ちの人にとっては、腰痛を治したいと思って、腹筋をしているのに、結果的に腰を痛めてしまう、ということになりかねません。
腹筋をする場合は、必ず、両膝を曲げた状態で行うようにしてください。
それともうひとつ。
腹筋で上半身を起こすときですが、上半身を完全に起こす必要はありません。
軽く背中を浮かす程度でも十分です。
上半身を動かす範囲を小さくする分、回数を多くすれば結構です。

無理をしない

決して無理はしないでください。
何日も筋トレをやって、体が慣れてきたとしても、必要以上に無理をすると、体を痛めてしまうことがあります。
また、腰を痛めないように、膝を曲げて腹筋していても、その日の体調によっては、腰を痛めてしまうことがあります。
体の調子に気を付けながら、無理をしないように注意してください。

本やテレビなどで筋トレを紹介している場合、1日何回何セットやるように言っていたりしますが、その通りに守る必要はありません。
最適な回数などは、人によって変わってきます。
教えられた回数を目安にしながらも、自分の体と相談しながら、無理をしない程度にするようにしてください。

筋トレの効果としては、筋肉を強く太くする、ということがありますが、実はもうひとつ、利点があります。
それは、適度に筋肉を動かすことで、筋肉に柔軟性が出る、ということです。
普段から体を動かしていて、がっつり筋トレをやっている人にとっては、多少筋肉を動かしたところで大した変化はありませんが、普段あまり体を動かしていない人にとっては、ちょっと筋トレをするだけでも、運動になります。
ただし、必死に筋トレを行なった場合には、筋肉が傷ついてしまいますので、筋肉を柔軟にする運動のような効果は期待できません。
ある程度無理をしない程度でやめた場合に、こういった効果がある、ということです。
考え方によっては、筋トレもそういう風に捉えることができますので、とにかく筋肉を強くすることばかりを考えて無理をしないようにしてください。

休む日をつくる

とにかく筋トレとなると、毎日毎日かかさずに続けていかないといけないもの、と思ってしまいがちですが、実は、休む日をつくらずに毎日筋トレを続けていると、逆に効率が悪くなってしまいます。
なぜこういうことが起こるのかをご説明する前に、筋トレなどによって筋肉が強くなる仕組みをご紹介しておきます。

まず、筋肉は動かすことによって疲労していきます。
当たり前ですね。
力作業をすると、体が疲れます。
そして、そこからさらにどんどん筋肉を疲労させていくと、筋肉が傷ついていきます。
筋肉が傷つくと、体はその傷ついた筋肉を再生していきます。
体としては、筋肉に負担のかかる作業において、筋肉が傷ついてしまっているわけですから、また同じように筋肉が傷ついてしまわないように、以前よりも強くて太い筋肉を生成します。
筋トレはこの状況をわざとつくりあげているわけです。
筋肉に負荷をかけ、その筋肉を傷つけていき、そして、その筋肉を再生させることで、筋肉を強くしていっているのです。

さて、それではどうして筋トレを休む日を作ったほうがいいのかというと、さきほど説明したように、筋トレによって傷ついた筋肉を再生することによって、筋肉は強くなっていきます。
つまり、筋トレそのものによって、筋肉が強くなるわけではなく、筋トレをしたそのあとに、筋肉は強くなっていくわけです。
ですから、筋トレを効率よく行うためには、しっかり筋肉を再生する時間を確保してあげることが大事になってきます。
それなのに、休む日を作らずに、筋トレを毎日続けていると、筋肉を再生する時間が十分に確保できず、疲労ばかりがたまってしまい、効率が悪くなってしまう、というわけです。

では、どれぐらいのペースで休めばいいのか、ということですけれども、これがもし、本気で筋トレをしてムキムキになりたいような人であれば、1回の筋トレがかなり負担がかかるので、休憩もそれなりに必要になってきますが、健康のために筋トレを行うぐらいであれば、そこまで絶対的に休みが必要なわけではありません。
ですから、3日に1回とか4日に1回とかのペースで筋トレを休む日を作ればいいと思います。
ただし、筋トレにかなりの負担を感じている場合は、1日おきぐらいのペースでも全然大丈夫です。
ご自身の体の調子で判断されればいいかと思います。
もうひとつの方法としては、いくつかの筋トレを2つぐらいのグループに分け、日によって今日はAグループの筋トレ、次の日はBグループの筋トレ、というように同じ筋トレが毎日続かないようにしてもいいと思います。

1セットでやめない

よくテレビの筋トレの紹介などで、「10回を1セットとして、3セットやるようにしましょう」などと言ったりしますね。
「なんで何セットとかにわける必要があるの?」と思うかもしれませんが、実はこの、何セットやるか、というところにミソがあります。
さきほどお話ししたように、筋トレというのは、筋肉に負荷をかけ、傷つけることによって、筋肉を強くしていくことです。
ですので、筋肉がさほど疲れていない程度で筋トレをやめていたら、筋肉は強くなりません。
例えば、腕立て伏せをやっていたとします。
最初のうちは余裕でできます。
しかし、だんだんと筋肉が疲れてきて、やがて、「もう無理だ」という限界がきます。
でも、筋肉を強くしようとすると、ここでやめてはいけません。
この限界を超えたところからさらに筋肉を傷めつけることで、筋肉は強くなっていきます。
そして、いっぱいいっぱいまでやったところで、1回休憩し、少し筋肉に力が戻ってきたところで、そこからさらに2セット目に入ります。
今度は1セット目より、早くに限界がやってきます。
しかしここであきらめずに続けることで、さらに筋トレの効果がアップします。
ここに、1セットでやめてしまわずに、何セットかを繰り返し行う意味があります。

「さっきまで、無理をするなと言っていたのに、矛盾しているじゃないか」と思われるかもしれません。
そうですね。
ただ、これも加減の問題です。
本当に体の限界を超えて、何セットも続けるようにいっているわけではありません。
でも、せっかく筋トレをするんだったら、まったく強くならなければ意味がありません。
何セットもやる必要はないかもしれませんが、例えば、限界ぎりぎりまで腕立て伏せをやったとします。
そこで一旦2、30秒ほど休憩します。
そこからさらに、腕立て伏せを、数回程度、できる限り行うようにします。
これだけでも全然効果が違ってきます。
もちろん、それができなければ、1セットだけでも全然大丈夫です。
あくまで、筋トレの効果を考えたうえで、ご自身の判断で加減してもらえればいいかと思います。

おわりに

さて、今回は健康のために筋トレをしたい人のために、いくつかのポイントをご紹介しました。
年齢を重ねるとどうしても筋肉は弱くなっていきます。
ですから、筋トレや運動をして体を強くするのは重要です。
今回お伝えした中で、一番言いたいことはやはり無理をしない、ということです。
ご自分の体調に合わせて、適度な筋トレをするようにしてください。

こちらのページで負担のかかりにくい筋トレのやり方をいくつかご紹介していますので、よろしかったらご覧ください。

負担がかかりにくい筋トレまとめ